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2016年7月22日 (金)

短編コンペティション「したまちコメディ大賞2016」

2016年9月16日(金)?19日(月・祝) 開催!

短編コンペティション「したまちコメディ大賞2016」

平山秀幸ほか、3名の審査員が決定!

入選作品11本も発表!今年の特別上映は豪華3作品!

文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に繰り広げられる
コメディ映画の祭典「したまちコメディ映画祭in台東」(略称したコメ)。
今年も2016年9月16日(金)~19日(月・祝)に「第9回したまちコメディ映画祭in台東」を開催致します。

短編コンペティション したまちコメディ大賞2016
審査員&入選作品&招待作品が決定! 
今年で8回目となるコンペ部門「したまちコメディ大賞」。全国から応募のあった20分以内のオリジナル・コメディ作品の中から、見事入選した11作品を上映いたします。今年も魅力的な審査員を迎え、会場の皆さんと一緒に栄えある『グランプリ』『準グランプリ』『観客賞』を決定致します! 未来のコメディ界を担う才能たちが一堂に会します!
また、今年の特別上映作品は世界的に有名な香港監督ジョン・ウーの娘アンジェルス・ウーの監督作『Nuts!』、ドラマ『HERO』シリーズでおなじみ個性派俳優田中要次が監督・脚本・編集のすべてをおこなった『ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事』。劇団「ヨーロッパ企画」の人気俳優中川晴樹監督作『オトコノクニ』の豪華3作品を上映致します!
明日を笑わす若き才能の祭典、今年もしたコメを賑わします!

◆日時:9月18日(日)開場14:00/開演14:30(予定)
◆会場:雷5656会館 ときわホール
◆審査員:平山秀幸、五箇公貴、伊賀大介、いとうせいこう

2015年4月30日 (木)

新作紹介■THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦

涼風家シネマクラブ■THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦

監督・脚本/押井 守
キャスト/筧 利夫、真野恵理菜、福士誠治、太田莉菜、堀本能礼、田尻茂一、しおつかこうへい、藤木義勝、千葉 繁、森カンナ、吉田鋼太郎、高島礼子、ほか。
2015年/94分/日本

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 2014年4月から上映が開始された、実写版『パトレイバー』の到達点として、本作長編劇場作品『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』はある。
 ストーリーは劇場版アニメ『パトレイバー2』の後日談となっていて、東京を舞台としたテロに特車二課のメンバーたちが立ち向かっていく姿を描いている。…というよりもアニメ版『パトレイバー2』を実写にしたといった方がわかりやすいだろうか。
 設定上はアニメ版の主要キャラクターたちの跡を継いだメンバーで構成されいるわけだが、性格的にはアニメ版のキャラクターを当てはめたものになっており、アニメ・コミックをそのまま実写にしたということではないのだが、事実上キャラクターのイメージは同じとなっている。
 その代表的な例が筧 利夫が演じる隊長の後藤田だろう。前任である後藤警部補の後輩という設定だが、容貌も性格も後藤をイメージしている。
 また今回の作品では、顔ははっきりとは映されないものの、南雲しのぶが登場している。もちろん声は榊原良子だ。これはアニメ版のファンにも嬉しい演出だろう。と共に、この実写版がアニメ版から続いているものだということを印象づけてもいる。
 今回実写版オリジナルのキャラクターとして登場しているのは、高島礼子が演じる公安の女性警部補。登場直後は『パトレイバー』の世界観に高島礼子が似合うのか多少不安な気持ちになったのだが、観終わってみれば高島礼子抜きには語れない作品と言っても過言ではないほど、高島の存在感は大きい。役どころとしては、表立って動けない公安から、特車二課を上手く使う「ずるい女」というところなのだが、アクションシーンも様になっており、『攻殻機動隊』の素子がもう少し年齢があがったような印象すらある。あるいは押井監督にもそういうイメージがあったのかもしれない。
 アニメ版『パトレイバー2』がそうであったように、今回の作品でもレイバー自体の活躍は終盤のみである。実写版のレイバーの活躍を期待していると、ちょっと残念な気持ちになるかもしれない。しかし、見せ場はあるのでじっくりと鑑賞していただきたい。
 実写版『パトレイバー』シリーズも、これで完結ということになるわけだが、テロリスト側として登場し、その正体が不明なまま姿を消した灰原 零というキャラクターもいて、そこはかとなく続編の予感もある。とはいえ、まずは本作を堪能していただきたい。

2014年11月21日 (金)

シネマニュース■『ポイントブランク 標的にされた男』福袋プレゼント!

『ポイントブランク 標的にされた男』メインキャストの過去作をフィーチャーした福袋プレゼント!

リュ・スンリョン、ユ・ジュンサン、イ・ジヌクの過去作をフィーチャーした福袋プレゼント!

オリジナル作品『この愛のために撃て』の監督フレッド・カヴァイエから“オリジナルよりも素晴らしい脚色! すごく興奮した”と大絶賛を受けた、世界も認める韓国ノワールの傑作『ポイントブランク 標的にされた男』が、ついに11月15日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開された!

ノワール映画ファン、韓国映画ファンの中年層の男性を中心に、ユ・ジュンサンファンと見受けられる女性客などが来場。

突然起きた謎の殺人事件に容疑者に仕立てあげられる元傭兵、彼を助けた医師、そして二人を追う警察と正体不明の組織による四つ巴の展開の面白さと、韓国ならではのリアリティを追求したアクションに観客からは絶賛の感想が相次いだ。

“サスペンスとアクションの調和が素晴らしい”“最後までドキドキの展開が面白かった”“ユ・ジュンサンの悪役ぶりが凄すぎ!”“韓国スターのマッチョなアクションが凄い”など、アクションと先読みのできない物語の面白さなどが観客の心を掴んだようだ。

そして、この度、リュ・スンリョン、ユ・ジュンサン、イ・ジヌクのメイン三人が初めて本格アクションに挑戦した記念として、三人の過去作にフィーチャーした貴重な福袋プレゼントキャンペーンを今週末から実施することが決定!

福袋の中身は、シークレットとなっているが、さらに彼らの魅力が分かるものとなっている。

数量限定となっているのでぜひ、お早めに劇場に足を運んでほしい。

これを機会にいま韓国で最も輝く俳優三人のファンになっても損はしない!

プレゼント実施概要

実施劇場は、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田の2館になります。

それぞれ実施期間は以下になります。

○ヒューマントラストシネマ渋谷
 期間:11/22(土)、11/23(日)、11/24(月・祝)11/29(土)、11/30(日)

○シネ・リーブル梅田
 期間:11/29(土・初日)、11/30(日)

※各日とも先着の数量限定となります。

詳しくは公式HP

pointblank-movie.jp

監督:チャン『コ死:血の中間考査』

出演:リュ・スンリョン『王になった男』 イ・ジヌク『怪しい彼女』 ユ・ジュンサン『フィスト・オブ・レジェント』 キム・ソンリョン『逆燐』

2014年/韓国/102分/シネスコ/5.1chサラウンド/日本語字幕:福留友子

ヒューマントラストシネマ渋谷ほか大ヒット公開中!

2014年10月13日 (月)

新作紹介■TATSUMI マンガに革命を起こした男

涼風家シネマクラブ■TATSUMI

監督/エリック・クー
キャスト/別所哲也(声の出演/ナレーションほか6役)、辰巳ヨシヒロ
2011年/96分/シンガポール

Tatsumi


 本作はシンガポールで作られた日本語のアニメーション作品。原作は辰巳ヨシヒロの自伝的な作品『劇画漂流』と5本の短編作品で、辰巳の自伝に5本の短編作品を挿入するという構成。
 とにかく驚かされるのは辰巳の画がそのまま動いているということ。へんにアニメ用にキャラクターを変更したりすることなく、辰巳劇画の画風をそのまま使っているところに感心する。しかもそれが日本国内ではなく、海外で作られているのだから2度びっくりといったところだ。
 辰巳ヨシヒロは関西出身の劇画家であり、「劇画」という言葉を作った人物。もともとは関西の貸本漫画作家であったが、同郷の仲間たちとこれまでの漫画とは違うもの(児童向け作品ではなく大人も楽しめるシリアスな作品といった方がいいか)を目指し、「漫画」に変わる名称として「劇画」を考案。仲間たちと共に「劇画工房」を結成する(さいとう・たかをも参加していた)。
 これには一般書店で売られる児童向けマンガ雑誌と比べ、貸本漫画の内容が、子供に読ませるには不適切だという当時の批判から、対象読者は児童ではなく大人だという思いもあった(このあたりの細かいことは本映画ではあまり触れられていないし、語ると長くもなるので割愛する)。
 やがて貸本自体が衰退し、辰巳ヨシヒロも雑誌へと活躍の場を広げていく。本映画に取り上げられた5本の短編もそんな時期の作品だ。
 正直漫画が好きだ、漫画を読んでいるという人の間でも辰巳ヨシヒロという名前や作品はあまり知られていないのではないかという気がする。「劇画」の創始者ということもそれほど一般的には知られていないだろう。
 本映画のチラシには「日本だけ知らない」というコピーが入っている。まさにその通りだろう。ある程度の漫画マニアあるいは貸本漫画を読んでいた世代でないと辰巳ヨシヒロという名前や作品はなじみがないのは事実だと思う。
 だからこそ、本映画は多くの人に観てもらいたい。漫画・劇画好きな人はもちろんのこと、あまり興味がないという人にこそ観てほしいと思う。取り上げられた5本の短編作品が、日本の劇画の底力のようなものを感じさせてくれるだろう。

 本作品は2014年11月15日より「角川シネマ新宿」ほかでロードショー公開されます。

2014年10月12日 (日)

涼風家シネマクラブ■サンゲリア

涼風家シネマクラブ■サンゲリア

監督/ルチオ・フルチ
キャスト/イアン・マッカロック、ティサ・ファロー、リチャード・ジョンソンオルガ・カルラトス、ほか
1980年/イタリア/91分
DVD発売/ジェイ・ブイ・ディー

25th

 ジョージ・A・ロメロ監督の代表的な作品『ゾンビ(78年)』の成功によってさまざまなゾンビ映画が制作され、ホラー映画にゾンビもののジャンルが確立されていったが、ルチオ・フルチ監督の代表作『サンゲリア(原題ゾンビ2)』はそれらの中でも群を抜く。
 ストーリーは、ニューヨークに無人のヨットが流れ着き、船内を調べる警官の前にゾンビが出現。ヨットの持ち主である医師の娘アンは、父の行方を求めて新聞記者のピーターとともにカリブ海の小島マツールへと向かう。その島では奇病が発生しており、死んだ人間が蘇り人を襲っていた。島のただひとりの医師メナードはその原因を科学的に明らかにしようと研究を続けていたが、何もわからないままピーターたちともどもゾンビに襲われてしまう。なんとか島を抜け出したアンとピーターだったが、ヨットのラジオから流れてきたニュースには…。
 というまっとうな展開。フルチ作品はただ残酷シーンが強調されているような評価がされているがこの『サンゲリア』に関していえば映画として成立しているといえるだろう。もちろんゾンビに襲われる人間が内蔵むき出しにされて喰われてしまったりするようなシーンもあり、まだスプラッターなんていう言葉もなかった時代にショッキングな映像ではあったかもしれないが、今日の目で見れば刺激度はそれほどでもない。まあこの映画を有名にしている目に木片が刺さるシーンに関しては、上映されて25年も経った今でも新鮮であるのは事実だが。
 ロメロ監督が提示した「ゾンビ」というホラーの新しいキャラクターをフルチ流に解釈し、ゾンビ伝説の源流であるブードゥー教をからませている点では、こちらの作品のほうが正統的なホラー映画であると言ってもいいのではないか(ロメロのゾンビはその解釈においてはやはりSFだろう)。ゾンビ映画というとどうしてもスプラッター的な傾向が強く、怖がらせるということよりも気分を悪くさせるのが目的のような印象があるが、『サンゲリア』では人間を襲うという身体的な恐怖を強調するためにスプラッター的なシーンを用意しているのであってホラー映画のセオリーには合うのだ。
 イタリア的と言っていいのかもしれないが、美女がふんだんにヌードを披露し血まみれになるという点でも、ある種ホラーの王道という気がしないでもない。またカリブの美しい海の中にゾンビがいて、サメと対決してしまうシーンもほかでは見られない面白さがあった。

初出/「微熱」05年9月号・セブン新社

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2014年10月11日 (土)

涼風家シネマクラブ■デアボリカ/DIABOLICA

涼風家シネマクラブ■デアボリカ/DIABOLICA

監督・脚本/オリヴァー・ヘルマンキャスト/ジュリエット・ミルズ、ガブリエレ・ラヴィア、リチャード・ジョンソン、ニーノ・セグリーニ1973年/イタリア/107分
[DVD発売/JVD]

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 70年代後半の映画界には『エクソシスト』によってオカルトブームが巻き起こり、『ジョーズ』などの動物パニックといった見るものを怖がらせる、驚ろかせるといった内容の作品が数多く制作された。今回紹介するイタリア映画『デアボリカ』もそんな作品群のひとつとして知られているが、その企画自体は『エクソシスト』の公開に先立って進められていたという。
 ストーリーはふたりの子供と優しい夫と暮らすジェシカが、予定外の妊娠をし、その胎児が異常と呼べるほど成長が早い上に、ジェシカ自身にも数々の怪現象が起こり、実はジェシカの中には悪魔が宿っていた、というもの。
 読者の中には気がついた方もいるだろうが、そう『ローズマリーの赤ちゃん』という同じようなテーマの映画がある。『デアボリカ』は『ローズマリーの赤ちゃん』を『エクソシスト』のテイストで制作し、パニック映画ばりの音響で臨場感を演出した作品なのだ。この音響効果はのちに『サスペリア』でも使用されたそうだ。
『エクソシスト』とまったく異なるのは悪魔の存在を信じ、物語の重要な登場人物となっているのが神父ではなく悪魔崇拝者であるという点だろう。彼は自動車事故ですでに死んでいるのだが、悪魔の力によって、自分がジェシカから生れるのを手助けすれば新しい命を与えてやろうと言われている。
『エクソシスト』的な怪現象が次々と起こる中でもジェシカの夫や友人の医師は単純に「これは悪魔の仕業に違いない」なんてことは思ったりしない。あくまで常識的な人物として描かれ、ある意味映画を見るものにとってはじれったくもある。悪魔のような超自然的な存在を否定しながら、否定しきれない状況に直面して、彼らが悪魔を信じたかといえばその点は曖昧になっている。その意味で超自然的なものと常識的なものがちぐはぐなまま進行してしまっている印象は否めない。その曖昧さをさらにあおってしまうラストシーンが印象的なだけに、残念ではある。

初出/「微熱superデラックス増刊/ヒミツの誘惑体験SP」セブン新社刊

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2014年10月10日 (金)

涼風家シネマクラブ■ハプニング

涼風家シネマクラブ■ハプニング

監督/M・ナイト・シャラマン
キャスト/マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、アシュリン・サンチェス、ほか
2008年/アメリカ/91分

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 ニューヨーク、セントラルパークはいつもと同じ朝を迎えようとしていた。が、何者かの叫び声が響きわたるとありえない光景が園内に広がっていく。それはたったいままで散歩をしていたり談笑していた人々が自ら死んでいくというものだった。同じころ、とあるビルの工事現場でも似たような事件が起こる。作業していた人々が次々と飛び下りてしまうのだ。
 セントラルパークばかりではなく各地で同じような事件が起こると、毒ガスか細菌によるテロではないか、そんな憶測が広がり人々は安全な場所求めて逃げまどう。
 エリオットが化学を教えているフィラデルフィアの高校にも生徒たちを避難させるよう勧告が出される。エリオットは妻を連れ、同僚のジュリアン、その娘ジェスとともに避難することにしたのだが、ジュリアンはブリンストンにいる妻を迎えにジェスをふたりに託して行ってしまう。
 見えない脅威から逃れるため、3人は草原地帯へと、他の人々とともに逃げ込んでいくのだが…。
『シックスセンス』の監督が人類の破滅をイメージして作り上げた最新作。原因のわからない人々の死がいっそうの恐怖を生み出していくようすは、先の見えないいまの世の中を象徴しているようで、リアリティがあります。

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2014年10月 9日 (木)

涼風家シネマクラブ■バンコック・デンジャラス

涼風家シネマクラブ■バンコック・デンジャラス

監督/オキサイド&ダニー・パン
キャスト/ニコラス・ケイジ、チャーリー・ヤン、シャクリット・ヤムナーム、ほか。
2008年/アメリカ/100分

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 プラハで手際よく仕事を片づける凄腕の暗殺者、ジョー。
 彼は暗殺者としての心得を4つ持っていて、そのひとつに「引き際」をあげている。その引き際を感じていたジョーは、つぎの仕事が待つタイのバンコクに飛び、これを最後にしようと考えていた。
 現地で依頼者との間の通信などを受け持つ「運び屋」を探し、街のチンピラ、コンをスカウトする。単に運び屋として利用し、仕事が終われば「処分」するはずだったコンを、弟子として受け入れるジョー。
 いままでの彼のスタイルからは考えられないことだった。
 同じころ、堅気の人間とは接触しないという彼のポリシーを揺るがす、聾唖(ろうあ)の女性薬剤師との出会いは、仕事を引退し平穏な生活をと、彼の心を傾かせていく。
 暗殺率100パーセントの正体不明の暗殺者。そんなジョーが、それまで貫いてきたスタイルとポリシーをちょっと変えてしまったことで、すべてが終局へと向かっていく。

 この作品は監督のパン兄弟が以前制作した『レイン』のセルフリメイクである。耳の不自由な暗殺者が登場する『レイン』からの大胆な設定の変更だが、よりダイナミックなアクション作品に仕上がったといえるだろう。
 主演のニコラス・ケイジも、暗殺者としての孤独な哀愁をにじませた適役といえる。
 また舞台となるバンコクの街も、これまで映画の舞台としてはあまり取り上げられなかった場所でもあり、新鮮さと、街が持つ「舞台」としての魅力を発揮している。
 本作の魅力は、精密機械のように暗殺の技術を披露するジョーと、その反面、人間的な生き方に目覚めていく彼の心理の葛藤だろう。
 弟子にしたコンとの友情、女性薬剤師との日々、それらが孤独な暗殺者を変えていくのだ。

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2014年10月 8日 (水)

涼風家シネマクラブ■新・O嬢の物語

涼風家シネマクラブ■新・O嬢の物語

監督/フィル・レイルネス
キャスト/ダニエル・シアーディ、ニール・ディクソン、マックス・パリッシュミッシェル・ルーベン、ほか

『O嬢の物語』といえばなかば伝説と化したフランスのポルノ小説であり『エマニエル夫人』の監督が映画化したことでも知られている。
 ポルノとはいってもその内容はSMをテーマにしており、サディズム、マゾヒズムそれぞれの官能を主人公Oが体験していく物語である。
 今回、21世紀版の『新・O嬢の物語』では、舞台をアメリカ、ロサンジェルスに移し、主人公Oも、写真家として自立した女性である。しかし経済的な理由から、作品集出版の費用を援助しようというスティーブン卿の申し出を受け入れ、官能の契約を交わすのだ。彼女はアブノーマルなセックスの数々を経験しながら自分の中に眠っていた性への興味に目覚めていく…。そして拘束されてムチで打たれたり、恋人の目の前でほかの男に犯されるなど、通常では体験できない数々のプレイを受け入れていくのだ。
 Oをスティーブンに引き合わせることになる恋人のルネ、彼女の写真のモデルであり、スティーブン等の計画の元、Oにレズプレイを仕掛けるジャクリーンと物語を彩る登場人物たちも魅力的だ。
 特に恋人ルネとのセックス、ジャクリーンとのレズプレイは美しい映像とムーディーな音楽に演出され、官能的であるとともに芸術的だ。じっくりと映し出される愛撫は、映画館のシートに座っていても落ち着かなくなるかもしれない。
 けれどもこの作品には大きな不満が残る。というのも写真集の制作のためにも自分の性欲を追求しようとSMプレイに飛び込んでいくOであるのに、彼女が体験していくプレイはちっとも楽しそうでも気持ちよさそうでもなく、ただの体験にしか感じられないのだ。ストーリー上自ら望んでムチを受けたり、お仕置きを望んだりもするが、M的な快感を求めて…というよりは、それによって契約を継続するためという感じがしてならない。つまりはSMプレイを体験してはみたものの自分の肌には合わない、なんて感じているのではないかと思ってしまう。
 とはいうものの、支配するものと、されるもの。そんなSMの世界を覗いてみたいという女性には、入門として観るにはいいかもしれない。また美しい映像でエロティックなシーンを楽しみたいというのであればオススメできる作品だ。

「微熱」04年7月号掲載

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2014年10月 7日 (火)

涼風家シネマクラブ■赤い風船/白い馬

涼風家シネマクラブ■赤い風船/白い馬

監督・脚本/アルベール・ラモレス
キャスト/パスカル・ラモレス、サビーヌ・ラモレスほか(赤い風船)、アラン・エムリー、ローラン・ロッシュ、ほか(白い馬)
1956年、1953年/フランス/36分、40分

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「赤い風船」はラモレス監督が1956年にカンヌ映画祭のパルム・ドールなど数々の映画賞を受賞した作品。しかし権利問題などから、これまで作品を見られる機会は限られていたそうです。ですが2007年、ようやく問題が解決し、デジタル・リマスター版が再びカンヌ映画祭に出品され、同じ作品の二度の出品という映画史上初の出来事となりました。
 その作品に感銘を受けたり影響を受けたりする人が多いようですが、日本でもいわさきちひろが絵本化しているということです。
 物語はパリの少年パスカルが、ある日登校途中で赤い風船を見つけ、それを手に入れるところから始まります。風船にはどうやら意志があるらしく、パスカルのあとをついてきたり、言うことを聞いたりします。やがてその不思議な風船を狙って近所の少年たちが、パスカルを追いかけ始め、風船に石を投げたりするのですが…。
「白い馬」は1953年のモノクロ作品で、南仏カマルグを舞台に、野生の白い馬と少年フォルコの交流を描いた物語。
 セリフはほとんどなく、ときおりナレーションが入りますが、ほとんどは映像と音楽で見せる映像詩的な作品。
 両作品とも1950年代に撮られたものですが、50年前に作られたとは思えないみずみずしさ、映画の面白さが感じられる作品です。とくに「赤い風船」は、意志をもった風船と少年の友情という見方をする限り、その後に作られたさまざまなSFやファンタジー映画と比べても遜色ない、都会のファンタジーといった趣(おもむき)があります。
 セリフがなくても映像で見せることでストーリーは説明できるし、感動も与えられる、そんな映画というメディアが本来持っている力を、改めて教えてくれる作品かもしれません。
 それだけ最近の映画やドラマ、あるいはマンガも、セリフに頼っているものが多いということかもしれませんね。

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