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ゴジラ2000シリーズ

2011年10月 3日 (月)

涼風家シネマクラブ■ゴジラ2000シリーズ考

『ゴジラ2000-ミレニアム-』から『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』さらに『ゴジラファイナルウォーズ』までの作品について考えたい。
 まず印象的なのは、それまでのシリーズと比べ、圧倒的に女性主人公で作られた作品が多かったということである。『ファイナルウォーズ』では松岡が主演しているが、共演の菊川の印象も強い。男性主人公なのは『~2000』と『~東京SOS』の2本といえるだろう。
『~メガギラス』では「VSシリーズ」の三枝美希を発展させた主人公、『~メカゴジラ』ではその語り直し、『GMK』では女性主人公が得意な金子監督という偶然からそうなったのだろうが、女性主人公によるゴジラ映画ということが「2000シリーズ」には言えるような気がする。
 シリーズの特徴は、まずなんといってもゴジラの造形だろう。
 84年『ゴジラ』からの「VSシリーズ」では54年『ゴジラ』が持っていた凶暴なイメージへの回帰を目指しながら、恐竜や爬虫類というイメージからは離れてしまった感があったが、「2000シリーズ」では恐竜、爬虫類のイメージを取り戻し、さらに大きく鋭くなった背びれが印象的である。

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2011年9月30日 (金)

涼風家シネマクラブ■ゴジラファイナルウォーズ

監督/北村龍平、特殊技術/浅田英一
キャスト/松岡昌宏、菊川 怜、ドン・フライ、北村一輝、水野真紀、ケイン・コスギ、水野久美、國村 隼、泉谷しげる、佐原健二、宝田 明、ほか。
2004年/日本/125分

『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』で「『2000シリーズ』は一応終了」と記述したが、本作が「2000シリーズ」という位置づけというより、第一作からの「ゴジラシリーズ」全体の「ファイナル」を意図しているという印象からである。「ゴジラ映画50年記念作品」というのが、本作の位置づけでもある。ゴジラの造型も「2000シリーズ」のものより「VSシリーズ」のものに近い印象がある。
「昭和シリーズ」に登場した怪獣たちやX星人、轟天号、妖星ゴラスなど、ゴジラファン、東宝特撮映画ファンを意識した要素がふんだんに登場する。

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2011年9月28日 (水)

涼風家シネマクラブ■ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS

監督/手塚昌明、特殊技術/浅田英一
出演/金子 昇、吉岡美穂、虎牙光揮、長澤まさみ、大塚ちひろ、小泉 博、ほか。
2003年/日本/91分

 前作『ゴジラ×メカゴジラ』の続編、というより後編にあたる作品。
 ゴジラが日本にやってくるのは、機龍につかわれた同属の骨が理由だったという設定で、それをほのめかすセリフが『ゴジラ×メカゴジラ』でも語られている。上映時間の関係で前作ではそこまで描けなかったということのようだ。
「VSシリーズ」で未消化に終わったゴジラ対ゴジラ(『~ビオランテ』や『~スペースゴジラ』)というテーマに決着をつけたという印象もある。
 本作ではモスラが登場するわけだが、小泉 博は映画『モスラ』で演じた言語学者と同じ役での出演。本作の世界観では過去のモスラも含まれているので、この起用は当然かもしれない。

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2011年9月26日 (月)

涼風家シネマクラブ■ゴジラ×メカゴジラ

監督/手塚昌明、特殊技術/菊地雄一
出演/釈 由美子、宅麻 伸、高杉 亘、水野久美、ほか。
2002年/日本/88分

『ゴジラ×メガギラス』の手塚監督による第2作目。
 本作は『~メガギラス』のリメイクと言ってもいいかもしれない。少なくとも『~メガギラス』を下敷きにした発展形とは言えるだろう。
 闘う女性主人公は、メカゴジラを操縦することによって『~メガギラス』のときよりもその存在感が増している。
 またメカゴジラに関しても、本作によって「完成」したという感がある。
『~メガギラス』では、メガギラスの卵を見つける少年が登場しており、主人公との交流は作品内で多少浮いた印象を与えていた。本作でも主人公にからむ少女が登場するが、メカゴジラ開発に携わる宅麻の子供という設定で作品内に溶け込ませることにも成功している。

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2011年9月23日 (金)

涼風家シネマクラブ■ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃

監督/金子修介、特殊技術/神谷 誠
出演/新山千春、宇崎竜童、ほか。
2001年/日本/105分

「平成ガメラシリーズ」の金子修介による初のゴジラ作品。
 ハッキリ言って異色作だと思うが、54年『ゴジラ』の唯一直系的な作品であるとも言える。
 本作で特徴的なのは、なんといってもゴジラの造形だろう。「2000シリーズ」の鋭角なデザインとは全く違い、それ以前のゴジラとも違う。凶暴な印象を与えるその目から「白目ゴジラ」とも呼ばれる。ずんぐりとした体型は54年『ゴジラ』造形の際に作られた初期の立体模型にも似ている。
 バラゴン、モスラ、キングギドラが「護国聖獣」という古代日本の守り神であったという伝奇的な設定から、54年以来その予兆は見せながら姿を現さなかったゴジラとそれに備える日本の防衛軍という現実的な設定を見事に融合させるところなど、金子らしさが出ている。
 強いて言えばキングギドラは悪の宇宙怪獣のイメージが強いので、他の怪獣または新怪獣でもよかったように思う。が、これは東宝側の要求で、「みんなが知っている人気のある怪獣」ということでもあったようだ。

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2011年9月21日 (水)

涼風家シネマクラブ■ゴジラ×メガギラス G消滅作戦

監督/手塚昌明、特殊技術/鈴木健二
出演/田中美里、谷原章介、伊武雅刀、星 由里子、ほか。
2000年/日本/105分

「VSシリーズ」で助監督をしていた手塚昌明が監督に昇格。「2000シリーズ」では3作を監督している。
「VSシリーズ」の三枝美希の発展型ともいえる、初の女性主人公によるゴジラ作品でもあるが、作品中では星 由里子が演じる女性首相も登場する。
 54年『ゴジラ』の続編ということで作品冒頭では、54年作品を見事に再現した映像が披露され、それとともに日本の首都が東京から大阪に移されたという本作の設定が説明される。とはいえ、谷原演じる凄腕のアマチュアエンジニアがいるのは東京のアキバ、メガギラスの登場で水没するのは渋谷一帯と、首都となった大阪の影は薄い。
 タイトルにもある「G消滅作戦」はマイクロブラックホール砲によってゴジラを消滅させるというものだが、今回もまたそういった人類の対ゴジラ作戦とは別に新怪獣が登場する。

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2011年9月19日 (月)

涼風家シネマクラブ■ゴジラ2000-ミレニアム-

監督/大河原孝夫、特殊技術/鈴木健二
キャスト/村田雄浩、阿部 寛、西田尚美、佐野史郎、ほか。
1999年/日本/107分

 三たび再開した「ゴジラ2000シリーズ」は、54年『ゴジラ』の続編としてそれぞれ独立した作品という位置づけで制作された。ゴジラの造形は大胆に変更され、中でも背びれに特徴がある。
 冒頭、根室に上陸したゴジラが発電所を襲うシーンで、主人公の村田が「ゴジラは人間の作り出すエネルギーを憎んでいるのか…」というセリフがあるが、これが本作でのゴジラが街を襲う理由付けということになるだろう。
 阿部が演じる内閣危機管理室の対ゴジラ作戦を軸にストーリーを進めてもよかったと思うが、スタッフはここで新怪獣を投入する。それが宇宙生物「オルガ」だ。
 日本の近海に太古から沈んでいた地球外の、たぶん隕石と思われたものが、実は宇宙船であり、内部の生物は長距離、長時間の宇宙航行を実現するため肉体を捨てていたため、ゴジラがその細胞内に持つ再生能力を秘めた「オルガナイザーG1」という物質を使って、再び肉体を取り戻そうとする。オルガナイザーG1を摂取し肉体を手に入れた宇宙生物だったが、それを制御できずにゴジラに似た怪物に変形していく。
 地球を、かつて自分たちが住んでいた星のように改造し征服しようとするオルガに、ゴジラは動物の本能で戦いを挑んでいく…というのが大まかなストーリー。

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