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2011年8月30日 (火)

涼風家シネマクラブ■悲夢

監督・脚本/キム・ギドク
キャスト/オダギリジョー、イ・ナヨン、キム・テヒョン、ほか
2008年/韓国/93分

 深夜、恋人を追って車を走らせていたジンは、路地から急発進してきた車に追突してしまう。重傷を負った相手の運転手を残してさらに恋人を追って車を走らせるジンの目に、今度は酔っぱらいが道に飛び出してくるのが映り、あわててハンドルを切るのだが…。
 ハッと目を覚ますジン。すべては夢だった。が、あまりにも鮮明な夢で気になっていると、窓の外からサイレンが…。胸騒ぎを感じサイレンを追っていくと夢で見たのと同じ事故が実際に起きていたことを知る。
 監視カメラの映像から警察に身柄を拘束されたのは夢遊病者のランで、彼女はジンの夢に呼応するように行動していたのだった。

 ジンが恋人を想い追っていたのと対照的に、ランは夢の中で自分を捨てた憎いかつての恋人に会っていた。恋人に対する正反対の感情を持っているふたりが愛し合えば夢も消えて、夢遊病も治るだろうと精神科医は告げる。
 夢の中で別れた恋人と再会し、愛し合うジン。その夢に影響され、憎くてたまらないかつての恋人に抱かれるラン。
 ふたりは眠らないようにお互いを見張り合うが、睡魔には勝てない。ジンの夢はしだいにエスカレートしていく…。
 ジンに「どうしてそんな夢を見るのか」と激しく迫るラン。ジンは恋人に対する切実な想いを話し始め、ランはそんなジンに惹かれていくのだった。
 けれど、愛し始めたふたりの睦まじい時間は長くは続かなかった…。

 監督はこれまでも「愛」をテーマに斬新な作品を発表し続け、韓国内のみならず世界でも注目されるキム・ギドク。今回は夢に翻弄される男女の姿を通して「愛」を描く。
 夢の中で恋人と会う男とその夢に呼応して現実に自分を捨てた男と会う女。一見ファンタジックな設定のようだがキム・ギドクの映像と脚本は痛々しく残酷だ。そしてそれとともに鮮烈で幻想的な映像が観客を魅了する。キム・ギドクのひとつの到達点とも評される作品である。

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