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2011年10月 4日 (火)

涼風家シネマクラブ■イザベル・アジャーニの惑い

監督/ブノワ・ジャコ
キャスト/イザベル・アジャーニ、スタニスラス・メラール、ほか
2002年/フランス/102分

 20歳年上の女性に恋した青年がたどる愛という名の荒涼とした道。そしてそれは自分自身が招いたこと。 前途有望な青年は、日々の生活に退屈をし、心ときめく恋愛にもめぐり合わずにすごしていたが、ある晩餐会で出会った女性こそが、すべてをかけて愛せる相手だと思う。しかしその女性は伯爵の愛人であり、ふたりの子供を持つ20歳も年上の女性だった。その女性、エレノールは青年アドルフに惹かれながらも、自分の立場を考え思慮深く接する。しかしアドルフの強引な愛の表現に、すべてを投げ捨て彼との恋に堕ちていくことを決心するのだった。
 伯爵の目を盗んでの情熱的な日々が過ぎ、アドルフがパリの父親に呼び戻されたり、伯爵からアドルフと会うことを止められたりしながら、ふたりの関係は少しずつすれ違っていく。それは、恋する相手を自分のものにしてしまったとたんに冷めてしまった男と、相手のものになることで燃え上がる女の心そのものだったのかもしれない。
 なんの不自由もない生活とふたりの子供を捨てアドルフの元に飛び込んでいくエレノールの情熱と、それを望んでいたにもかかわらず、疎ましく感じていくアドルフ。恋愛とはいつの時代も変わらないものなのかもしれない。
 最近は純愛にあこがれ、年下の男性との熱愛を夢見ている女性も多いようだけれど、現実は意外とむごいものなのかもしれない。それでもひたすらに愛を貫こうとするエレノールの姿はアナタ自身なのかもしれない。少なくとも多くの女性に共通した感情なのだろう。
 恋の初めはお互いの類似点が嬉しく、やがてその違いに気づき、気がつくと溝は大きく深くなっている。年齢や立場の違いに関わらず、これは恋愛がたどるひとつのパターンといってもいい。恋を愛に変えられるかどうかがふたりの心をつなぎ止める手段なのだろう。
 この映画を観てアナタは何を思うだろうか。

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