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2014年9月23日 (火)

涼風家シネマクラブ■トリノ、24時からの恋人たち

涼風家シネマクラブ■トリノ、24時からの恋人たち

監督・脚本/ダヴィデ・フェラーリオ
キャスト/ジョルジョ・パゾッティ、フランチェスカ・イナウディ、フォビオ・トロイアーノ、ほか。
2004/イタリア/93分

 ハンバーガーショップで働くアマンダは、恋人のアンジェロと会うことが楽しみ。しかしアンジェロは、アマンダをそれほど大切にしていないような…。また車泥棒というアブナイ仕事をしている。すれ違うふたりだったが、ある日バイト先で、小言を言う店長に、ポテトを揚げる油をかけてしまったアマンダは、警察に追われて、店の近くにあるシネマ・ミュージアムに逃げ込む。そこには無口な夜警、マルティーノがいた。
 マルティーノは毎日のようにハンバーガーを買っていく客で、アマンダも顔は知っていた。そこで、家にも帰れないアマンダは、マルティーノに「泊まらせて欲しい」と頼むのだった。
 マルティーノは、映画の博物館の倉庫を自分の部屋として使い、人と接することなく、趣味の映画を撮るような、大人しい性格。そこに飛び込んできたアマンダによって、少しずつ彼も変化していくのだが…。
 一方アンジェロは、いままでそっけない態度をとっていたにもかかわらず、アマンダがいなくなったことで、自分がいかに彼女を愛していたかを知る。店長を痛めつけ、告訴を取り下げさせ、アマンダが家に帰れるようにしたのはいいのだが、彼女の態度は以前とは違っていた。
 マルティーノも、彼女が去り、自分の気持ちを抑えきれなくなり、アンジェロに直接会うのだが…。アンジェロは「彼女に任せよう」と提案し、アマンダは、「ふたりとも別れない」と宣言。奇妙な三角関係ができあがってしまう。
 映画博物館という舞台もさることながら、マルティーノの気持ちを代弁するように挿入されるサイレント映画の断片など、オシャレで切ない映画だ。
 トリノは、監督が現在住んでいる場所であるとともに、イタリア映画発祥の地でもある。「映画」に対する想いが溢れだすような映像と演出。そして音楽も、ニーノ・ロータなどを思い起こさせる、イタリア映画らしい雰囲気をかもしだしている。映画をキーワードにした、愛の物語です。

「微熱」06年9月号掲載



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