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2014年9月24日 (水)

涼風家シネマクラブ■ツォツィ

涼風家シネマクラブ■ツォツィ

監督・脚本/ギャヴィン・フッド
キャスト/プレスリー・チュエニハヤエ、テリー・ぺート、ZOLA、ケネス・ンコースィ、ほか。
2005年/イギリス・南アフリカ/95分

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 南アフリカのヨハネスブルク、そのスラムに住んでいる「ツォツィ」と呼ばれる不良少年のリーダーが主人公だ。体は大きいが人のいいなりに動くアープ、人を殺すことをなんとも思っていないブッチャー、「先生」と呼ばれるボストンらとともに行動している。
 しかしある日、ボストンと口論になり、ひとり仲間から離れるツォツィ。行きずりに車を奪い、女性を拳銃で撃ってしまう。そして奪った車の中には赤ん坊がいた。
 赤ん坊を、そのまま車の中に置き去りにしようとするツォツィだったが、泣いている赤ん坊をどうしても置き去りにすることができず、そのまま自宅に連れて帰るのだった。
 仲間たちにも隠し、ひとりで子供の面倒をみるツォツィ。同じくスラムに住んでいる、赤ん坊とふたり暮らしの女性ミリアムを脅して、母乳を飲ませたりもする。ミリアムは赤ん坊を預からせて欲しいとツォツィに願い出る。
 車の強奪、女性への発砲、そして幼児の誘拐で、警察もツォツィを探し始めていた。
 幼いころ、父親の暴力から家を飛び出し、孤児のように暮らし、不良になって人を殺すことにも抵抗がなくなっていたツォツィに、赤ん坊の存在が人としての心を思い出させていくのだ。
 無駄のないエピソードの積み重ねと、映画の雰囲気にマッチした音楽、そして的確に配されたキャスト、ベタと言ってしまえばベタな印象は否めないが、名作とはこういうものなのではないだろうか。実際、2006年のアカデミー賞で「外国語映画賞」を受賞している。
 成り行きで世話をし始めた赤ん坊だったが、ツォツィは自分の子供のような愛情を感じ始める。封印されていた記憶が少しずつ解凍されていき、人として再生していくツォツィの姿を、ぜひ見て欲しい。
 ちなみに「ツォツィ」とは、「不良」を意味する言葉。本当の名前がなんなのか、そのあたりもこの映画を見ていく上で興味深い使われ方をしているので、お忘れなく。

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