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2014年10月11日 (土)

涼風家シネマクラブ■デアボリカ/DIABOLICA

涼風家シネマクラブ■デアボリカ/DIABOLICA

監督・脚本/オリヴァー・ヘルマンキャスト/ジュリエット・ミルズ、ガブリエレ・ラヴィア、リチャード・ジョンソン、ニーノ・セグリーニ1973年/イタリア/107分
[DVD発売/JVD]

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 70年代後半の映画界には『エクソシスト』によってオカルトブームが巻き起こり、『ジョーズ』などの動物パニックといった見るものを怖がらせる、驚ろかせるといった内容の作品が数多く制作された。今回紹介するイタリア映画『デアボリカ』もそんな作品群のひとつとして知られているが、その企画自体は『エクソシスト』の公開に先立って進められていたという。
 ストーリーはふたりの子供と優しい夫と暮らすジェシカが、予定外の妊娠をし、その胎児が異常と呼べるほど成長が早い上に、ジェシカ自身にも数々の怪現象が起こり、実はジェシカの中には悪魔が宿っていた、というもの。
 読者の中には気がついた方もいるだろうが、そう『ローズマリーの赤ちゃん』という同じようなテーマの映画がある。『デアボリカ』は『ローズマリーの赤ちゃん』を『エクソシスト』のテイストで制作し、パニック映画ばりの音響で臨場感を演出した作品なのだ。この音響効果はのちに『サスペリア』でも使用されたそうだ。
『エクソシスト』とまったく異なるのは悪魔の存在を信じ、物語の重要な登場人物となっているのが神父ではなく悪魔崇拝者であるという点だろう。彼は自動車事故ですでに死んでいるのだが、悪魔の力によって、自分がジェシカから生れるのを手助けすれば新しい命を与えてやろうと言われている。
『エクソシスト』的な怪現象が次々と起こる中でもジェシカの夫や友人の医師は単純に「これは悪魔の仕業に違いない」なんてことは思ったりしない。あくまで常識的な人物として描かれ、ある意味映画を見るものにとってはじれったくもある。悪魔のような超自然的な存在を否定しながら、否定しきれない状況に直面して、彼らが悪魔を信じたかといえばその点は曖昧になっている。その意味で超自然的なものと常識的なものがちぐはぐなまま進行してしまっている印象は否めない。その曖昧さをさらにあおってしまうラストシーンが印象的なだけに、残念ではある。

初出/「微熱superデラックス増刊/ヒミツの誘惑体験SP」セブン新社刊

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